運営:公益財団法人日本ヘルスケア協会、ヘルスケアワークスデザイン株式会社

JAHI 鳥取県江府町と協定締結

〝出かける役場〟と〝プラネタリーヘルス〟の思い交わる



 (公財)日本ヘルスケア協会(JAHI)は2月13日、都内で記者会見を開催。鳥取県江府町とプラネタリーヘルス推進協定を締結することを明らかにした。


現地・オンラインで注目を集めた締結式

 プラネタリーヘルスとは


 人と地球の全てのシステムは相互に依存し合い密接に繋がっているという考え方を前提に、ヒトを含む地球の全体最適化を目指す最も統合的なヘルスケア概念。2030 年で終了するSDGsの後も引き続き注目される最も重要なテーマであり、東京大学はJR東日本との連携で 来年 3 月に開業予定の高輪ゲートウェイに設ける新キャンパスにその研究拠点を設けると伝えられている。


プラネタリーヘルス・イニシアティブ(PHI)


 JAHIでは、昨年3月開催の第4回年次大会・基調講演(桐村里紗医師)を契機に、欧米の学界・産業界に比較して著しく立ち遅れているわが国のプラネタリーヘルス普及を急速に推進するための組織PHIを、昨年 7 月協会内に立ち上げた。


江府町について


 桐村医師は、自然環境の再生と地域社会の再構築の実践を目指して、東京・青山から、人口最小県・鳥取の人口最小自治体(人口約 2,500 人)である江府町に住民票を移し、日本のローカルから地球課題を解決していくことを目指して活動中。


オンラインで締結に臨んだ(左より)八幡副町長、白石町長、生田課長


江府町が進める「出かける役場」構想


 江府町では、2024年 4 月に「出かける役場推進室」を設置し、高齢社会で日常の移動手段を持たない高齢者を支援するために、職員が高齢者宅に出向いて行政手続きの補助や日用品 の買い物代行を行う画期的なサービスを開始する。さらに、JAHI が昨年11月の記者会見で紹介した「移動診療車(モバイルクリニック)」を活用して、医師同乗による「生活総合診療」の実施を目指している。


鳥取江府モデルの共創


 PHIは、今後、地域の医療介護福祉施設や教育機関、様々な企業や団体、あるいは江府町を中心とした住民との連携を図り、同時にPHの推進に関わる最先端の研究や技術、そして志のある内外の経済界・学界関係者を巻き込んで、「鳥取江府モデル」というプラネタリーヘルスのローカルモデルを共創していこうと考えている。


 プラネタリーヘルス推進協定の締結


締結に臨んだ(左より)JAHI佐藤常務、桐村COO、桐村医師、JAHI今西会長、上杉部会長


 プラネタリーヘルスの推進に際して志を一にする鳥取県江府町とJAHIは、連携協力関係を構築し、各々の資源やノウハウを共に活用し,プラネタリーヘルスを推進していくことを目的として、これに必要な基本的事項を約定するため、この度パートナーシップ協定の締結に至った。

 締結式には江府町の白石祐治町長、八幡徳弘副町長、生田志保総務課長が現地よりオンラインで参加し、JAHIの今西信幸会長と佐藤聖常務理事と協定書署名を交わした。

 立会人に、桐村理沙医師(プラネタリーヘルス・イニシアティブ代表)、tenrai取締役COOの桐村一平氏、JAHI土壌で健康推進部会部会長の上杉登氏(次世代FVC研究所)が揃い、協定締結を見届けた。



 JAHI では、3 月 3 日(日)午後、日比谷図書館地下大ホールにおいて、PHI 設立記念シンポジウムを開催する。当日は人間の健康と食との関係に関心を持たれ始めた多くのドクターが参加する。第1部ではPHIの桐村代表の他、農地の生物的豊かさを音で表現する研究の第一人者・横山和成講師、第 2 部では医療と食事療法を実践し、腸内細菌にも深い知見を持たれる田中善医師等が加わり、地球環境と人の営みに関する碩学・佐藤洋一郎先生をファシリテーターにディスカッションを展開する。第3部では会場を移して交流会が予定されている。江府町・白石祐治町長も上京・会場参加し、JAHI 今西会長と会談を行う予定。詳細・参加申込はJAHIのHPおよび申し込みサイトより(https://planetaryhealth-initiative.peatix.com/)。




PAGE TOP