「睡眠の質を改善し、日常生活の疲労感を軽減する」機能性表示食品として登場した「ピルクル ミラクルケア」は〝睡眠の質〟市場がにわかに盛り上がる中、そのすそ野を一気に広げた画期的な商品だ。同品の機能性関与成分である乳酸菌NY1301株がもつ機能のエビデンスはトクホの「ピルクル」でも証明されている。ロングセラー「ピルクル」ブランドを支え、さらに斬新な健康の維持・増進機能を深耕するNY1301株について、日清ヨーク取締役で開発研究所長の瀬川修一さんに話をうかがった。(記事=ヘルスケア広場編集部・中西陽治)
瀬川さん 日清ヨークには、乳酸菌NY1301株の健康の維持・増進機能を訴求した商品として、腸内環境を改善しおなかの調子を良好に保つ特定保健用食品(トクホ)と、「睡眠の質を改善し、日常生活の疲労感を軽減する機能」、「腸内環境を改善し、おなかの調子を良好に保つ機能」のヘルスクレームの機能性表示食品があります。
われわれは睡眠の質を改善し、日常生活の疲労感を軽減する機能性表示食品としての作用機序として〝脳腸相関〟に注目しました。乳酸菌NY1301株が腸内環境を改善する機能はすでにヒト試験で実証しておりましたので、その研究結果を踏まえ、脳腸相関を介して睡眠の質を改善し、日常生活の疲労感を軽減できるかという研究を進めてきました。
乳酸菌やビフィズス菌はプロバイオティクスとして、〝おなかにいい〟と言われています。腸内の善玉菌が増えて、悪玉菌が減れば腸内環境は良い状態になります〝脳腸相関〟の観点からみると、腸内環境は脳にも作用しているのではないか、と考えていたのです。そうして生まれたのが「ピルクル ミラクルケア」なのです。
瀬川さん ブランドの始まりとなった「ピルクル」は1993年に発売され30周年を迎えました。そしてトクホになったのが2001年です。トクホの制度が始まったのが1991年で、第1号の商品が許可されたのが1993年ですので、「ピルクル」発売と同じタイミングです。「ピルクル」の乳酸菌NY1301株についてはトクホ制度開始後からトクホの取得を目指して研究開発を進めておりました。
さらに2020年には乳酸菌NY1301株が65mlあたり400億個の「ピルクル400」がトクホとして許可されました。
これは日清ヨークの長きにわたる乳酸菌研究の裏付けでもありますね。
瀬川さん お客様の健康意識は高まっていますので、当社も商品ラインアップを増やしています。そうするとやはりトクホや機能性表示食品といった、健康の維持・増進の機能をお伝えできる制度は非常に重要であると考えています。
各商品のヘルスクレームを分かりやすくお伝えすることで、お客様からの「NY1301株とほかの乳酸菌は何が違うの」という疑問にお答えすることができると思います。
瀬川さん 日清ヨークは先に述べましたように、睡眠の質改善・日常生活の疲労感軽減や整腸効果といった乳酸菌NY1301株の健康機能に関する研究や、それ以外にも乳酸菌の基礎研究から応用開発まで幅広く行っています。
乳酸菌NY1301株はトクホとして許可された商品の乳酸菌であり、長年研究し食経験もある菌株ですので、安全性も非常に高いレベルにあります。さらに睡眠の質改善や日常生活の疲労感軽減という機能性のエビデンスも持つNY1301株にはまだまだ秘められた新たな健康の維持・増進機能があると考え研究開発を進めています。
瀬川さん お客様の健康意識が高まる中、ここ数年で「睡眠」「疲労感」のニーズが顕在化し、大きくなっていました。これをNY1301株という乳酸菌でケアできるのではないか、と考え研究開発に着手いたしました。
瀬川さん 腸内環境の改善、睡眠の質を改善し、日常生活の疲労感を軽減するといった脳腸相関に関する研究はもっと広げていきたいと思っています。同時に、先ほど申し上げましたように、長年研究を重ねてきたNY1301株は腸内環境改善以外も可能性をもった乳酸菌だとおもっていますので、まったく新しい領域にもチャレンジしたいですね。
また、乳酸菌NY1301株は「ピルクル」ブランドだけでなく、「十勝のむヨーグルト」といった日清ヨークブランドに広く用いられています。これからもお客様に末永く愛され、健康の維持・増進に役立てていただける商品をお届けし続けたいと思っています。
製品名 | ピルクル ミラクルケア | |
製品写真 | ||
食品の区分 | 加工食品(その他) | |
機能性関与成分名 | 乳酸菌NY1301株 | |
表示しようとする機能性 | 本品には乳酸菌NY1301株が含まれるので、睡眠の質を改善することにより日常生活の疲労感を軽減する機能があります。さらに、乳酸菌NY1301株には腸内環境を改善し、おなかの調子を良好に保つ機能があることが報告されています。 | |
届出者名 | 日清ヨーク株式会社 | |
当該製品が想定する主な対象者(疾病に罹患している者、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む。)及び授乳婦を除く。) | 健常な成人 |