「プラズマ乳酸菌」は株式会社キリンホールディングスが発見した乳酸菌です。免疫の司令塔であるプラズマサイトイド樹状細胞(pDC)に働きかけ、免疫全体を活性化させる作用があります。「プラズマ乳酸菌」という名前もこの作用に由来するものです。
同社による「プラズマ乳酸菌」の研究は、実に40年弱もの長期にわたっています。研究が開始された当時は「pDCを活性化できる乳酸菌は存在しない」という定説がありましたが、同社の日々の研究が結実し、その常識を打ち破って誕生したのが「プラズマ乳酸菌」です。
一般的な乳酸菌が免疫細胞を活性化することはよく知られていますが、これは一部の免疫細胞のみの活性化にとどまるため、ウイルスへの攻撃は限定的となります。一方でプラズマ乳酸菌は、ウイルスと戦う免疫の司令塔であるpDCを活性化できるため、免疫細胞全体を活性化できます。その結果、総合的にウイルス攻撃することができるのです。
また、pDCはウイルスを攻撃する際に、免疫細胞が出すウイルスが増えるのを抑える物質(インターフェロンα)を産生しますが、プラズマ乳酸菌は、他の一般的な乳酸菌と比較して、pDCに最も多量なインターフェロンαを産生させることができることが、同社の研究によって判明しています。
「プラズマ乳酸菌」を発見したキリンホールディングス・ヘルスサイエンス研究所の藤原大介博士(農学)は「人生100年時代といわれる今、楽しく活き活きと生活することが大切だと考えます。プラズマ乳酸菌は、ヒトの健康維持に必須である『免疫』に関与します。自分も含め、皆がいつまでも元気に幸せに暮らしていくことに、プラズマ乳酸菌が役立てば良いと思っています」と「プラズマ乳酸菌」の社会貢献に期待しています。
プラズマ乳酸菌についての詳細は以下サイトから
「免疫のひみつ」