日清ヨークでは日本初の飲むタイプのヨーグルトを開発して以来、50年以上乳酸菌研究に真摯に取り組んできました。日清ヨーク独自の乳酸菌「乳酸菌NY1301株」は、腸内の環境を改善し、おなかの調子を良好に保つ関与成分として、2001年に特定保健用食品の許可を受けた乳酸菌です。
「乳酸菌NY1301株」は生きたまま腸に届き、腸内環境の改善、便通改善といった整腸効果を発揮することが明らかになっています。そこで、「乳酸菌NY1301株」が脳腸相関に働きかけることによる、睡眠の質の改善や疲労感の軽減についての研究開発を進めました。
その結果、65mlあたり「NY1301株」を600億個含む乳酸菌飲料を毎日継続的に摂取することにより、健常な成人男女において睡眠の質を改善し、日常生活の疲労感を軽減するという機能が認められました。
現代人が抱えている問題の一つに睡眠不足がありますが、睡眠が不足すると疲労感を感じる割合が増えるなど睡眠と疲労感は密接に関係していると言われています※。このことから睡眠の質は健康の維持・増進にとって重要です。
最新の研究では、腸内細菌がさまざまな健康の維持・増進に関与していることが報告されています。特に腸内細菌が脳に働きかける「脳腸相関」に関するメカニズムが明らかになりつつあります。
※山田晋平. 疲労兆候検出に関する検討. 日本人間工学会第51回大会講演集. 2010; 492-493. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jergo/46sp/0/46sp_0_492/_pdf